イエメンの子供たちが、国連事務所前に集結
6月 13, 2016 18:41 Asia/Tokyo
イエメンの子供たちが、首都サヌアにある国連事務所前に集まり、サウジアラビアが子供の権利侵害者のブラックリストから除外されたことを非難しました。
ニュースサイト・アルマスィーラの報告によりますと、イエメンの子供たちは12日日曜、サヌアの国連事務所の前に集まり、ポケットからお金を出して国連に差し出すデモンストレーションを行い、国連がサウジアラビアの支援を必要としなくなることで、子供たちへのサウジ連合軍の犯罪に注目するよう求めました。
子供たちはさらに、スローガンを叫び、国際社会や世界の人々に対して、イエメンの子供たちの殺害に加担しているとして国連を「不名誉のリスト」に入れるよう求めました。
国連は6月2日、報告を提示し、イエメンで子供を殺害しているサウジアラビア主導の対イエメン連合軍を、子供の権利侵害者のブラックリストに入れました。
この国連の報告は、サウジ連合軍は、イエメン戦争での子供の死の60%に関わっているとしました。
しかしながら、国連のサウジ非難は長く続きませんでした。その報告から1週間後の6月9日、国連のパン事務総長は、サウジアラビアをブラックリストから除外することを明らかにしました。
パン事務総長は、このリストからサウジを除外した後、これに遺憾の意を表し、この決定は自らの最も辛く困難な決定だった、と述べました。
パン事務総長は9日木曜、サウジ連合軍のリスト除外は、一部の国の圧力を受けて行われたことを明らかにしました。
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