米が安保理に、イスラエルの犯罪を正当化する決議案を提出
10月 22, 2023 15:03 Asia/Tokyo
国連アメリカ政府代表部が22日日曜朝、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスを非難する一方で同国ガザ地区での停戦が盛り込まれていない決議案を、国連安保理に提出しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、アメリカによるこの決議案においては、シオニスト政権イスラエルによるガザ地区への攻撃を法で認められた権利だとし、ハマスが捕らえたシオニスト捕虜の釈放が要求されているということです。
国連アメリカ政府代表部はこの一方、安保理における最大のイスラエル支持者としてこの決議案の中で、対ガザ地区攻撃に関し、パレスチナ民間人の生命が損なわれないことだけを求めました。
アメリカは今回の決議案提出の前に、この数日間にロシアとブラジルが提出していた子ども殺しのイスラエルにガザ攻撃停止を義務付ける決議案について、その採択を阻止する行動に出ていました。
今月7日にテロ政権イスラエルに対するハマスの抵抗作戦「アクサーの嵐」が開始され、これにより少なくとも1,500人のシオニストが死亡、そのうち5,000人近くが負傷しました。
これに対してイスラエル現内閣は、ガザ地区への大規模攻撃の開始を命令し、ガラント・イスラエル戦争大臣は、ガザ地区の全面封鎖を命じるとともに、同地区への食料、医薬品、燃料、電気、さらには水の搬入を禁止しました。
パレスチナ保健省の統計によれば、パレスチナ・ヨルダン川西岸地域及びガザ地区に対するイスラエルの全面的侵略による犠牲者数は、殉教者が約5000人、負傷者が1万4000人以上とされています。