イスラエル野党党首がネタニヤフ首相に警告「イスラエル経済は崩壊しつつある」
11月 20, 2024 15:36 Asia/Tokyo
イスラエル最大野党「イェシュ・アティド」のヤイル・ラピド党首が、ネタニヤフ首相率いる政権を批判し、「イスラエル経済は崩壊しつつある」と述べました。
【ParsToday西アジア】ラピド氏は18日月曜夜、「人質が1年以上ハマスに囚われており、イスラエル経済は崩壊しつつあるが、ネタニヤフ内閣はハレディ(ユダヤ教超正統派)の徴兵回避処罰法の可決を進めている」と語りました。
ラピド党首は「ネタニヤフ首相は人質を取り返すことが主な任務であることを認識していない」と強調し、「あなたはイスラエル市民の信頼に値しない」と付け加えました。
これに対しネタニヤフ首相は同日夜、イスラエル議会・クネセトにおいて「我が政権は今でもガザ地区から人質を奪還する努力を止めていない」と主張しました。
ネタニヤフ首相の主張を受けて、一部のイスラエル議員と捕虜の家族らは、ネタニヤフ首相がガザ地区からのイスラエル人捕虜奪還を妨害していることに抗議し、同首相の演説中に割って入り反ネタニヤフ・スローガンを連呼しました。
イスラエル政権は西側諸国の支援を受けて、2023年10月7日からパレスチナ・ガザ地区の住民に対する壊滅的な戦争を開始しましたが、これまでのところいずれの目標も達成していないだけでなく、レバノン戦争の泥沼にも巻き込まれています。
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