イスラエル軍、1日だけのガザ停戦を発表／ガザ支援船「ハンダラ号」を拿捕
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イスラエル軍がガザ支援船「ハンダラ号」を拿捕
イスラエル軍は26日、ガザに向かっていた民間の支援船「ハンダラ号」を地中海沖で拿捕しました。
【ParsToday西アジア】イスラエル軍によるハンダラ号の拿捕、ハマスとの戦闘で新たにイスラエル兵が死亡、テルアビブで停戦デモなどガザ情勢をめぐる最新ニュースをお伝えします。
イスラエル軍がガザ支援船「ハンダラ号」を拿捕
イスラエル軍は26日、 ガザに向かっていた民間の支援船「ハンダラ号」をガザまでおよそ130キロの地中海沖で拿捕しました。
ハンダラ号は「自由船隊連合（FFC）」が運航するもので、食料、医薬品、乳児用ミルク、おむつなどを積んでいたということです。
FFCが生配信したYouTubeの動画には、イスラエル兵が船内に乗り込み、乗員らに両手を上げさせる様子が映っています。イスラエル軍は「乗員は全員無事」としています。
FFCによると、乗員にはフランス議会や欧州議会の議員2人も含まれているということです。
FFCは6月にもスウェーデンの活動家グレタ・トゥーンベリさんらを乗せた「マドリーン号」をガザに向かわせていましたが、今回と同様にイスラエル軍に拿捕されています。
ハンダラ号拿捕をハマスも非難
ハマスは声明を発表し、ハンダラ号を拿捕したイスラエルの行動を「テロ行為および海賊行為」とし、人道的行為に対する明確な挑戦だと非難しました。
また、パレスチナ解放人民戦線（PFLP）も声明を発表し、この行動を露骨な侵略以降委とし、「ハンダラ号への攻撃は、占領者の新たな犯罪であり、国際活動家に対する攻撃の一例だ」と述べました。
さらに、ガザ地区のパレスチナ政府メディア局も今回の拿捕を「海上犯罪」とし、イスラエルが乗員の安全に全責任を負うべきだとしました。
ハマスが待ち伏せ攻撃、イスラエル兵3人死亡
イスラエル軍情報筋によると、ガザ地区でイスラエル兵3人がハマスの待ち伏せ攻撃を受け死亡しました。
それによると、攻撃はハマス軍事部門のカッサーム旅団などが実行したもので、ハマスの兵士たちがトンネルから現れ、イスラエル軍の装甲車に爆弾を取り付けて爆発させ、3人の兵士を殺害したということです。
テルアビブで大規模な停戦要求デモ
イスラエルメディアによると、テルアビブ市内で数千人の市民がデモを行い、ガザでの停戦と人質交換に関する包括的な合意を求めました。イスラエル紙「 イェディオト・アハロノト 」によると、デモ参加者たちはイスラエル戦争省の前からアメリカ大使館に向かって行進しました。このデモには、ガザで人質となっているイスラエル兵の家族も参加しており、戦争の終結と人質解放を訴えるプラカードを掲げました。
イスラエル軍、ガザで1日だけの停戦を発表
イスラエル軍は26日夜、ガザ地区の一部で1日だけの停戦を発表しました。イスラエル12チャンネルによると、この決定はネタニヤフ首相が戦争相、外務相、および安全保障機関の高官らと電話会談を行った後になされたということです。
高官によると、この停戦は27日午前10時から始まり、日中1日限りの停戦となります。イスラエル軍のスポークスマンは、軍は人口密集地で一時的な停戦の準備ができていると述べましたが、戦争は停止しないことを強調しました。
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