世界規模での反イスラエル感情が高揚;ヘブライ語メディアはイスラエルの国際的な孤立とパレスチナへの世界的な支持の高まりを認める
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パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの犯罪に対する世界的な抗議が広がる中、イスラエルの公用語・ヘブライ語メディアも、イスラエルが国際的に孤立していることを認めています。
(last modified 2025-08-02T03:38:33+00:00 )
7月 29, 2025 18:51 Asia/Tokyo
  • ガザでのイスラエルの犯罪に対する抗議が世界規模で拡大
    ガザでのイスラエルの犯罪に対する抗議が世界規模で拡大

パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの犯罪に対する世界的な抗議が広がる中、イスラエルの公用語・ヘブライ語メディアも、イスラエルが国際的に孤立していることを認めています。

数々の証拠からは、世界各地での反シオニスト世論が最高潮に達し、イスラエル側のプロパガンダがもはや事実を隠蔽できていないことが明らかになっています。

【ParsToday国際】この記事では、ガザ地区での戦争継続に関するここ数日の最も重要な情勢変化の概略として、イスラエルのテレビ局が世界での反イスラエル感情の拡大を認めたことから、欧州諸国によるパレスチナの国家承認を支持したことまでを取り上げていきます。

 

イスラエルTV、世界規模でのガザ戦争反対と対パレスチナ支持を認める

イスラエルの第12チャンネルTVは、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が国連総会でパレスチナを正式に国家承認すると発表したことに言及し「この行動はイスラエルのあらゆる政治的潮流から非難されているが、このような行動は決して無視されるべきではない。なぜなら、この行動や同様の行動は、ガザ戦争に幻滅し、その継続の責任をイスラエルに負わせようとする国際社会の運動が拡大していることを示すものだからだ」と報じました。

イスラエル第12チャンネルによりますと、ガザ地区の飢餓は今日、世界のメディアのトップニュースとなっており、米CNNや英BBCといった主要メディアのみならず、世界中のあらゆる放送局で取り上げられています。これらのメディアは全て、ガザの飢餓の痛ましい映像を放映するとともに、ヨーロッパではほぼ全ての人々が1日の始まりに当たってこれらの映像を必ず目の当たりにしています。

 

欧州で、ガザでのジェノサイドに対する自発的な抗議行動が拡大

ヨーロッパでは、ガザ地区でのイスラエルの犯罪に対する市民の自発的な抗議行動がイタリアからルーマニア、そしてギリシャへと拡大し、反イスラエル的アプローチという形で台頭してきています。一部のヘブライ語メディアは、イタリアのナポリでイスラエルに反対するプラカードが掲げられたと報じました。また、他のメディアは「シオニストを乗せた船舶の入港を阻止するためにギリシャ国民が座り込みを行った」と報じています。イスラエルのポータルサイトWALLAは「親パレスチナ派のギリシャ人による座り込みにより、数百人のシオニスト乗客がギリシャのシロス島で数時間にわたり船内に取り残された」と報じました。ヘブライ語の同メディアによれば、この抗議活動は特にシオニスト観光客をターゲットにしたもので、参加者はパレスチナ国旗を振り、ガザ地区でのジェノサイドの終結を求めるプラカードを掲げていたということです。

 

ネタニヤフ首相、世界の反イスラエル感情に反論

ネタニヤフ・イスラエル首相は「世界がイスラエルを嫌悪する理由はプロパガンダにある」と断言しました。ネタニヤフ首相はポッドキャストのインタビューで、世界がイスラエルを嫌悪する理由について問われ「すべてはプロパガンダのせいだ!」と答えています。

ネタニヤフ首相が反イスラエル・プロパガンダに関してこのような発言を提起したのは、イスラエルの影響下、あるいはシオニストが所有する世界の主要メディアの大半がイスラエル政権を支持している時期のことです。実際にGoogle、YouTube、AI人工知能、そしてハリウッドを中心とする映画会社など、多くのアメリカの巨大テクノロジー企業は陰に陽にシオニストのイデオロギーを支持しています。

 

歴史に残る仏の対パレスチナ支援:国連に響く正義の声

ガザ地区のパレスチナ人に対するイスラエルの非人道的な犯罪が激化する中、パレスチナを国家承認するというフランスの決定は、それ自体が重要かつ決定的なものとみられます。この決定は、西側諸国の世論の圧力を反映したものと捉えるべきものです。今年9月の国連総会でパレスチナを国家承認するというマクロン仏大統領の決定は、他の国々の間で仏に協調的な連鎖反応を引き起こす可能性があります。

 

ガザ地区のジャーナリストの食糧不安に世界が警鐘:食糧危機に世界が注目

国際メディアは、ガザ地区のジャーナリストや記者らの窮状に懸念を表明し、彼らがもはや自らと家族を養うことができないと警告しました。フランス通信、AP通信、BBC、ロイター通信は広範囲での飢餓に関する警告を受け、ガザ地区のジャーナリストらの状況を「深く懸念している」としています。イスラエル政権が世界のメディアのガザ立ち入りを禁じているため、戦場からの報道ができるのはパレスチナ人ジャーナリストのみとなっています。これらの報道機関は共同声明で「ガザ駐在のジャーナリストらが、自らとその家族の食糧を確保できなくなっていることを深く懸念している」と表明しました。

 

人道支援が人々に届かない時:戦争と飢餓の狭間に立つガザ

シオニスト民間人による支援トラックへの攻撃が続く中、ガザ地区は支援物資と食糧の不足により、深刻な災厄の瀬戸際に立たされています。230万人もの住民が飢餓に苦しんでいるまさにその時期、イスラエル占領軍がガザ地区に送った数千トンもの支援物資が破壊されました。この行動がとられたのは、世界的な抗議活動や、イスラエルに対しガザ地区への援助の受け入れと、約2年にわたるガザ戦争の終結を求める政治指導者や国際機関からの要請が広がる中でのことです。ここ数日、世界中の多くの都市で、イスラエルによるガザ地区封鎖と住民への兵糧攻めを非難する大規模なデモが行われています。

 


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