イエメンのイスラム学者ら;「メッカにとっての真の危険は地域内の米軍基地」
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イエメンのイスラム学者らが、メッカとメディナ(イスラムの2大聖地)を標的にしているというサウジアラビア政府の主張を強く否定し、非難しました。
(last modified 2026-09-21T05:27:32+00:00 )
9月 21, 2026 14:23 Asia/Tokyo
  • イエメンのイスラム学者ら
    イエメンのイスラム学者ら

イエメンのイスラム学者らが、メッカとメディナ(イスラムの2大聖地)を標的にしているというサウジアラビア政府の主張を強く否定し、非難しました。

【ParsToday西アジア】イエメンの学者らは声明を発表し「サウジアラビアにある2つの聖地、メッカとメディナに対する攻撃などというサウジ政府の主張は完全に事実無根かつ虚偽であり、信憑性に欠ける」と強調しています。また「この非難はサウジのプロパガンダ機関によって捏造されたものであり、イスラム教徒たるイエメン国民とその正当な抵抗運動のイメージの毀損を目的に仕組まれたものである」との考えを示しています。

さらに、声明の一部には「これらの主張は嘘と捏造で知られる政権による中傷・非難に過ぎない」と記されています。加えてイエメンのイスラム学者らは「イエメン国民とイスラム共同体に対するサウジの犯罪歴は、侵略、包囲、恐怖の植え付け、扇動だらけであり、今回の新たな中傷も彼らの犯罪リストに加えられる」と強調しました。

 

サウジを足並みをそろえる国々に警告

イエメンのイスラム学者らは、同国民への侵略行為をはたらく全ての国に対し警告を発し、「サウジ政権は、メッカ、メディナ、そして聖地に対する犯罪行為をイエメン国民に責任転嫁している。このような戦術はシオニストという敵に絶好の機会を与え、イスラム教徒の間での対立と混乱を狙った工作である」と指摘しました。

 

サウジによる2大聖地の利用を非難

またこれらの学者らは、サウジアラビア政権による2大聖地の利用を「植民地主義的な目的かつ、イスラム世界の弱体化、およびイスラム教徒の富の独占が狙いである」として厳しく非難しました。また、「イスラムの聖地を守ることは全てのイスラム教徒の責務であり、イエメン国民はその先頭に立つべきだ」と強調しています。

こうした状況において、イエメンのイスラム学者らは、簒奪的なシオニスト政権イスラエルの圧力行使・占領下にあるアクサー・モスクの現状を指摘し、イスラム世界にとって重要なこの問題に注意を払う必要性を強調しました。

 

メディアによる陰謀は失敗

さらにイエメンの学者らは「イエメン国民の抵抗運動の弱体化を狙った、サウジ政権による度重なる中傷的な工作は、過去の試みと同様に失敗に終わるだろう」と強調しました。またこの点に関する論拠として、「神は真実を明らかにし、嘘つきを暴くことを約束している」と述べたイスラムの聖典コーランの節を引用しています。

 

世界の自由民への呼びかけ

イエメン人学者らは、何物にも隷属しない世界の全ての自由民、そしてイスラム諸国の学者や指導者らに対し、抑圧されているイエメンの人々への支持するとともに、サウジ政権の虚偽のメディアプロパガンダに惑わされないよう呼びかけました。さらに「こうした主張の虚偽性はガザでの出来事によっても明らかになっている」と指摘しています。

 

消極的な姿勢を批判

加えてイエメンの学者らは、イエメン国民に対するサウジ政権の犯罪行為を目の前に消極的な姿勢をとっている一部の学術機関や宗教団体、著名人を批判しました。また「これらの人々はイエメン国民を支持する声を上げるべきであり、サウジ政権による戦争犯罪に対して沈黙を決め込むべきではなかった」と主張しました。

 

イスラム世界の学者らの立場を称賛

そして声明の別の箇所で、これらの学者は、オマーン・スルタン国のムフティー(イスラム宗教指導者)やインドネシアの説教師バイリ師をはじめとするイスラム世界の学者らとった勇敢な立場を称賛しました。また、エジプト首都カイロに拠点を置くイスラム教スンニー派の最高権威機関および、世界イスラム学者連合を含むすべてのイスラム学者とイスラム機関に対し、対イエメン侵略・包囲の終結に向けて尽力し、イエメン国民のイメージ悪化を狙った挑発的な宣伝に惑わされないよう呼びかけています。

 

イエメン訪問に招待

加えて、イスラム世界のすべての学者や指導者らに対し、イエメンを訪問に招待するとともに、サウジの侵略行為、包囲攻撃の影響、そしてイエメン国民に対する直接的な殺戮を間近に見るよう呼びかけました。また、学者たちには、ガザ、パレスチナ、レバノン、シリア、イランで起きている事態に対する責務を果たし、イスラムの神聖への熱意を示すよう求めています。

 

カアバ神殿冒涜を非難

イエメンの学者らは、サウジ政権による聖カアバ神殿の冒涜を非難しました。また、カアバ神殿を尊厳が踏みにじられる場所としたこと、シオニスト犯罪者のために「性犯罪的なカアバ神殿」を設けたこと、堕落した女性たちがカアバ神殿の周りで踊ったこと、イスラムの2大聖地で享楽と腐敗の宴会を開いたこと、腐敗と売春を蔓延させたこと、ユダヤ教徒を2大聖地に招き入れたことなど、数々の凶悪犯罪を列挙しています。

 

2大聖地モスクに迫る真の危険

イエメンの学者たちは「聖地メッカ、メディナ、そしてカアバ神殿に迫る真の脅威・危険は、西側諸国とイスラエル占領地にある米軍基地である」と強調しました。また、サウジ領空がイスラエル航空機に開放されたこと、大巡礼者や小巡礼者のための聖地やホテルの警備管理がシオニスト企業に引き渡されたことを指摘し、「これらの行為はイスラムの聖地に対する裏切りである」と一刀両断しています。

 

イエメンの勝利に祝意を表明

加えて、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区をはじめとする各地でのイエメン国民の偉大な勝利と戦略的成果に祝意を示し、これをパレスチナとイスラム世界全体の勝利だとしました。そして、イエメン国民に対し、感謝の念を持ち、贖罪を求め、自己陶酔と傲慢さを避け、安定を強化し、イエメンの国土の隅々まで解放するために力と資源を結集するよう呼びかけました。

 

イエメン武装軍を支持

さらに、軍事産業への支援、総動員訓練コースや軍事訓練・能力強化センターへの参加を呼びかけると共に、イエメンのミサイル部隊、無人機部隊、防空部隊、海軍、その他すべての軍事部隊の偉大な功績を称賛しました。また、イエメンの領土、名誉、尊厳の防衛にイエメン部族が果たす役割も高く評価しています。

 

パレスチナ問題を支持

最後に、イエメンのイスラム学者らは、パレスチナとアクサー・モスクという国家の核心問題に関するイエメン国民の揺るぎない立場を強調し、この点におけるイラン、レバノン、シリアの立場を称賛しました。

 


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