赤十字国際委員会、サウジアラビアによるイエメン攻撃の拡大を懸念
8月 09, 2017 19:21 Asia/Tokyo
イエメンの住宅地に対するサウジアラビアの攻撃の拡大により、赤十字国際委員会は、イエメンの民間人や非軍事地域に対する攻撃の増加を懸念しています。
IRIB通信によりますと、赤十字国際委員会は、8日火曜、声明を発し、イエメンの住宅地に対する今月4日の攻撃で、一家9人が死亡し、3名が負傷したとしました。
赤十字国際委員会・イエメン事務所の代表は、「赤十字国際委員会のメンバーは、イエメン北部サアダ州のサウジアラビアとの国境付近の村で、空爆により跡形もなく消え去った家を目にした」と語りました。
また、赤十字国際委員会・イエメン事務所の代表は、「市場や住宅などへの攻撃は、武力紛争に関する国際法規に違反している」と述べました。
こうした中、イエメンの治安筋によりますと、サウジアラビアの侵略者は8日火曜、中部マーリブ州で、被災した難民に届ける国連の人道支援の移送を妨害しました。