在テヘラン・パレスチナ大使館が、バルフォア宣言への非難声明を発表
11月 06, 2017 22:34 Asia/Tokyo
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バルフォア宣言
テヘランにあるパレスチナ大使館が、バルフォア宣言の成立から100周年にちなみ、「イギリス政府は、依然としてシオニスト政権イスラエルを支持し、パレスチナ人の権利を無視している」と表明しました。

5日日曜に出された駐テヘラン・パレスチナ大使館の声明では、「イギリスがイスラエル建国に関与したことは名誉だとした、下院における同国のメイ首相の演説は、イギリスがバルフォア宣言の成立から100年経った現在もなお、パレスチナ国民を正式に認めていないことを示している」とされています。
また、「イギリスのこのような行動は、同国の植民地主義的、人種差別的な思想が今なお続いていることを示すものであり、パレスチナ人は残念ながら21世紀におけるイギリスのあるべき立場に矛盾する状況に置かれている」とされています。
さらに、「イギリスは今なお、過去にパレスチナ国民の人権を蹂躙したという、自らの過ちや犯罪、責任を認めようとしていない」とされています。

先週木曜、イギリス・ロンドンでは同国の政府関係者のほか、シオニスト政権の関係者の参加により、バルフォア宣言の成立100周年を記念する式典が行われ、メイ首相がこの式典での演説において、「イスラエルの建国におけるイギリスの関与は、名誉とすべきものだ」と語りました。
1917年11月2日に出されたバルフォア宣言は、イギリス政府の支援のもとでパレスチナ国民の土地にシオニスト政権イスラエルという偽りの政権が成立する下地を作ることになりました。
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