「サウジアラビアは王族の拘束でアメリカに支払った予算を補填しようとしている」

チュニジアの新聞記者が、サウジアラビアの王族の権力闘争に触れ、「サウジアラビアの政権は、王族やビジネスマンを拘束することで、アメリカに支払った予算を補填しようとしている」と強調しました。

アルジャジーラテレビが伝えたところによりますと、ヤークービー記者は、サウジアラビアの王族に対する圧力行使は予算の一部を確保することにあるとして、「サウジアラビアは王族やビジネスマンの拘束により、アメリカのトランプ大統領がサウジアラビア訪問でサウジアラビアから得た金を補填しようとしている」と語りました。

ヤークービー記者はまた、「サウジアラビアで起きていることは、王族同士の衝突であり、ムハンマド皇太子は自身の計画と地域におけるアメリカの要望を遂行するため、王位につこうとしている」としました。

さらに、「サウジアラビアは莫大な金額をトランプ大統領に支払い、それを近隣諸国に補わせようとしており、カタールはこのサウジアラビアの要求に反対したため、封鎖された」と述べました。

また、ビジネスマンや王族は、身代金のために拘束されたとしました。

トランプ大統領が最近行ったサウジアラビア訪問で、１１００億ドル規模の軍事協定がアメリカとサウジアラビアの間で締結されました。