サウジアラビアが、イランに対する不当な疑惑提示を続行
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サウジアラビアのアッサーフ外相
サウジアラビアのアッサーフ外相が、改めてイランに対する根拠のない主張を繰り返しました。
IRIB通信によりますと、アッサーフ外相は29日水曜、サウジアラビアの聖地メッカで開催された、イスラム協力機構の予備会合において、イランを地域諸国への内政干渉のかどで非難しました。
また、「イランの干渉行為によりイエメン国民が苦しんでいる」と主張しています。
サウジアラビアはこれまで4年以上にわたり、イエメンでの戦争を展開し、同国で人道上の大惨事を引き起こしています。
最近、複数の人権擁護機関が国連のグテーレス事務総長に書簡を送付し、同事務総長に対しサウジアラビアを戦争での子どもの権利侵害国のリストに掲載するよう求めました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、そのほかの複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国によるイエメン戦争で、これまでに1万6000人以上のイエメン人が死亡したほか、数万人が負傷、ほか数百万人が難民化しています。
この戦争で、アラブ圏の最貧国イエメンはさらに、食糧や医薬品の深刻な不足の事態に遭遇しています。

ユニセフのヘンリエッタ・フォア事務局長は今月15日、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍のイエメン攻撃開始から現在までに、7300人のイエメン人の子どもが死亡している」と表明しました。
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