赤十字国際委員会、「イエメンは世界最悪の人道危機に直面」
12月 19, 2019 19:01 Asia/Tokyo
赤十字国際委員会中東支部のスポークスマンが、イエメンでのサウジアラビア主導アラブ連合軍の犯罪について、「戦争や衝突により、日常生活で必要とする医薬品、病院での治療、燃料・食料の入手が非常に困難になっている」と語りました。
赤十字国際委員会中東支部のサラ・アルザカリ(Sara Al-Zawqari)広報担当は、イランのプレスTVとのインタビューの中で、イエメンの情勢悪化について触れ、「現在、イエメンで診療を行っている病院は全体のわずか51パーセントであり、医師、看護師、その他の救命・救急隊員もサウジ連合軍の攻撃の標的にされている」と述べました。
また、「イエメンでは毎日多数の人々が、戦争や衝突によってでなく、コレラなどの病気のために亡くなっている」と説明しました。
同氏はさらに、パレスチナ・ガザ地区の人々の現状についても触れ、「ガザ地区への食料搬入は厳しく制限されており、赤十字社職員でさえ簡単に入ることができない」と述べました。
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