イエメン・サヌア国際空港が閉鎖
9月 10, 2020 17:41 Asia/Tokyo
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イエメン・サヌア国際空港が閉鎖
イエメン運輸大臣は、備蓄燃料の枯渇を理由に、同国首都にあるサヌア国際空港の閉鎖を発表しました。
IRIB通信によりますと、イエメンのアルシャミ運輸相はこれ以前に、イエメン政府は、侵略者サウジアラビアにより同国の石油輸送船が拿捕されていることで航空機用の燃料が枯渇したため、9日水曜より、サヌア国際空港への国連及び人道機関の航空機の発着を停止する、と発表していました。
これ以前にも、イエメン保健省のユーソフ・アルハーズリー報道官は、サヌア州内での石油関連製品の不足により、保健関係施設の閉鎖を警告しています。
イエメンのメディアは、同国で多くの病院が深刻な燃料不足に直面しており、閉鎖の危機に瀕していると報じています。
サウジ主導アラブ侵略者連合軍は、イエメンでの軍事的敗北の後も、引き続き石油運搬船舶を拿捕し、それらがフダイダ港への着岸を阻止し、イエメン国民、特に入院患者や新生児に人道的惨事を引き起こしています。
サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦、その他いくつかの国の支援を受けて、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。
サウジアラビアとそのイエメンでの同盟国による戦争の勃発により、これまでに1万6,000人を超えるイエメン人が死亡し、数万人が負傷、数百万人が難民となっています。
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