ICG・国際危機グループが、イエメンに対する国際的な政策を批判
(last modified Sat, 24 Oct 2020 17:24:50 GMT )
10月 25, 2020 02:24 Asia/Tokyo
  • イエメン危機
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ICG国際危機グループは、イエメンに対するサウジアラビア主導アラブ連合軍による戦争に関する報告の中で、特にこの問題における国際的な政策が成功しておらず誤っている、としました。

イエメンのAl-Khobar Al-Yemeniのウェブサイトによりますと、ベルギーに本部を置くNGO・国際危機グループICG)は、イエメンに対するアラブ連合軍による戦争、及びイエメンでの危機分析の仕方に関する視点の変更を求めるとともに、国際政治の方向性は、イエメン危機を解決するための障害物を取り除くことができなかった、と明らかにしました。

この組織は報告書の中で、「一部の外交界は、イエメンでの現在の視点と政策に懐疑的である」と書いています。

2019年にも、国際危機グループは報告書の中でサウジアラビアへの武器販売の停止を求めており、同グループのロバート・マレー会長はイエメンへの軍事介入を終了すべきだと述べていました。

ICG国際危機グループ

 

サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに対する軍事攻撃を開始し、同国を全面的に封鎖しています。

サウジアラビアとその同盟国によるイエメン侵攻により、これまでに1万6,000人以上のイエメン市民が死亡し、数万人が負傷、さらに数百万人が難民となっています。

 

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