イラクの米大使館付近にミサイル2発が着弾
7月 29, 2021 20:18 Asia/Tokyo
報道筋が、イラク首都バグダッドのグリーンゾーンにあるアメリカ大使館付近にミサイル2発が着弾したと報じました。
イラクの衛星通信アルスマリア・ニュースは29日木曜、同国の治安筋の話を引用して、「ロシア製自走式発射機”カチューシャ”から発射されたミサイル2発が、バグダッドのアメリカ大使館付近に着弾した」と報じました。
この話によれば、「米大使館のC-RAMミサイル防衛システムはこの2発を追尾できず、システムからの流れ弾が、複数の非軍用車両と1棟の家屋に命中した」ということです。
これは、先日のアメリカ・イラク間戦略協議第4ラウンドが終了してから最初の攻撃となります。
イラクの各抵抗勢力はこの協議を受けて、「あらゆる占領者の存在に反対する立場は決して変わらない。米国が実際にイラクから撤退するその時まで、我々は完全な臨戦態勢を維持するだろう」と表明していました。
イラクのカディミ首相は先日のアメリカ訪問において、年末までにアメリカが戦闘部隊をイラクから撤退するとした合意書に署名しました。しかし、米軍の一部は引き続き、イラク兵への軍事訓練実施や顧問役を務めるという様々な名目の下に、同国での駐留を続ける予定です。
イラクとアメリカの合意書署名は、イラク国内で多くの反対や反応を呼びました。
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