アメリカとサウジアラビアに対するイエメンの抵抗
イエメン国内では、日々高まるアメリカの干渉行為に対するイエメン国民の抗議行動が継続されています。
ナジャフィー解説員
イエメン市民は13日金曜、同国の首都サヌアで抗議デモを開催し、サウジアラビアが主導するアラブ連合軍によるイエメンへの攻撃を非難し、どのような形であれイエメンにおけるアメリカの駐留は一切容認できないと主張しました。これらのイエメン人は、アラブ連合軍の侵略行為に対抗するイエメン政府への支持を表明するとともに、サウジアラビアとアメリカに反対するスローガンを書いたプラカードを掲げ、地域におけるアメリカ政府の政策を非難しています。
これ以前にも、イエメンのシーア派組織フーシ派は、同国領内へのアメリカの進駐について、サウジアラビアとその同盟国に対して警告し、「アメリカは自らの目的を達成するために、民衆の苦痛を利用している」と表明しました。イエメン南部におけるアメリカ軍の駐留は、イエメンの人々や各勢力の怒りを引き起こしています。
イエメンの情報筋は数日前に、同国南部の空軍基地にアメリカの攻撃用ヘリコプターが到着する古都を明らかにしていました。さらに、およそ200名のアメリカの海兵隊員が先週土曜、空母ルーズベルトやそのほかの戦艦6隻のアデン湾入りと同時に、軍用車両や軍備を携えてイエメン南部の港湾都市に進駐しています。
こうした状況において、クウェートでの和平交渉にイエメンの国民使節団として参加しているフーシ派の代表者は、アメリカ国務省のシャノン政治担当次官との会談を拒否しました。彼らは、この会談をボイコットした理由として、イエメン南部に対するアメリカ軍の侵略と、中東地域におけるアメリカのマイナスの政策を挙げています。
イエメン情勢からは、サウジアラビアの支援を目的としたイエメンへのアメリカの直接的な干渉が、イエメン国民に対するサウジアラビアの敗北のプロセスを食い止める助けにはなりえなかったことが見て取れ、このことはサウジアラビアの政府関係者がフーシ派の位置づけを認める発言にも明確に現れています。これについて、サウジアラビア外務省は、公然と撤退する中、フーシ派をサウジアラビアの隣人であるとしました。
イエメンに対するサウジアラビアの攻撃の開始から1年2ヶ月が経過する中、サウジアラビアのジュベイル外務大臣は13日金曜、ツイッター上で、「フーシ派は、イエメンの社会の一部であり、サウジアラビアの隣人である」と語っています。また、「ISISとアルカイダはテロ組織であり、イエメンをはじめとする世界のいかなる地域にも存在してはならない」と述べました。
こうした中、サウジアラビアはこの1年以上にわたるイエメン攻撃の中で、フーシ派に打撃を与えようとしてきました。
サウジアラビアは、アメリカの支援を受けてほかの複数のアラブ諸国とともに、イエメンのハーディ元大統領の復権を口実に、昨年の3月からイエメンを空爆し、外国の傭兵をイエメンに派遣し、この国を全面的に包囲して、イエメンへの干渉を開始しました。この軍事行動により、これまでに数千人のイエメン人が死傷しています。