サウジ皇太子が、各国首脳の冷たい対応を理由にG20サミット参加を見送る
(last modified Mon, 01 Nov 2021 12:26:09 GMT )
11月 01, 2021 21:26 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアのムハンマド皇太子
    サウジアラビアのムハンマド皇太子

外交筋が、サウジアラビアのムハンマド皇太子がイタリアでのG20・主要20カ国地域首脳会合(G20サミット)への参加を土壇場でキャンセルした理由として、一部の国の反対や冷たい反応を挙げました。

ウェブサイト「サウジ・リークス」が1日月曜、報じたところによりますと、サウジ外交筋は「ムハンマド皇太子は、伊ローマでのG20サミットおよび、英グラスゴーでの国連気候変動サミットに正式に招待されていたにもかかわらず、土壇場で参加をキャンセルした」としています。

この報道によりますと、今回の参加取りやめの理由は、各国の首脳らに、この2つのサミットに際しムハンマド皇太子と2者会談する意向がないことだとされています。

一部のメディア筋の発表では、バイデン米大統領はムハンマド皇太子との会談を受諾しなかった上、同皇太子とは同じ場にいたくもないと述べたということです。

英紙ガーディアンも先月30日、「サウジ政府はバイデン米政権に対し、これ以上ムハンマド皇太子を無視せず、会談を受け入れるなり、コンタクトするなりしてほしいと求めたが、この要請のためにムハンマド皇太子は外国のメディアで嘲笑の種となった」と報じました。

G20構成国の首脳らは31日日曜、ローマでのサミットに参加し、新型コロナウイルス対策や世界経済の発展、また特に気候変動の問題に関して協議し、この会合の終了後にはCOP26国連気候変動サミットへの参加のため、英グラスゴーに向け出発しています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ