イラン外相上級顧問、「イエメンでの人道的惨事の継続を阻止すべき」
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イエメンでの人道的惨事
イランのハージー外相上級顧問は、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン国民への破壊的な戦争や、圧政的な封鎖が8年目に入っていることに触れると共に、イエメンでの人道的大惨事の継続の防止を求めました。
イルナー通信によりますと、イエメンでの人道的惨事の終結に向けたイランの協議を続ける中、ハージー政治問題顧問は29日火曜、ハンス・グルンドベルグ国連事務総長イエメン担当特使とオンラインで会談しました。
ハージー顧問はこの会談において、サウジ主導アラブ連合軍によるイエメン国民に対する破壊的な戦争や、圧政的な封鎖が8年目に入っていることを指摘し、イエメン政治高等評議会議長が提出した和平のためのイニシアチブを重要な一歩だとし、「このイニシアチブに肯定的に対処し、イエメン危機の平和的な収束に向けた真の意志があり、人道上の問題を優先すれば、イエメン戦争の終結の道が開かれるところが見られるだろう」と強調しました。
国際通信イランプレスによりますと、イエメン政治高等評議会のマフディ・アルマシャート議長は26日土曜夜、自軍を国内外全ての戦線において3日間停戦させると発表し、「もしサウジが全ての軍をイエメンの領土・領海から撤退させて封鎖・侵攻を止めるならば、イエメン政府には恒久的停戦の用意がある」と説明しました。
サウジアラビアは2015年3月、一部のアラブ諸国と連合軍を結提案に成し、アメリカの支援およびゴーサインとともにイエメンへの軍事侵攻を開始しました。
複数の国際機関の報告によりますと、この戦争の直接的な影響によりこれまでにイエメンでは1万7000人以上が死亡したほか、数万人が負傷し、さらに450万人が難民化しています。一方で、イエメン国内のインフラ全体の85%以上がこの戦争で完全に破壊された、もしくは被害を受けています。加えて、イエメンに対する全面封鎖も、甚大な人的被害を引き起こしており、この影響で10万人以上が病死、餓死しているほか、数万人のイエメン人が今現在、致命的な疾病に罹患しているものの、封鎖が原因でイエメンに医薬品を送付できる可能性が全くない状態となっています。

