米ケンタッキー州洪水の死者が１６人に、今後大幅に増加の可能性

米ケンタッキー州で発生した大規模な洪水で、少なくとも１６人が死亡しました。

米CNNによりますと、ベシア・ケンタッキー州知事は２９日金曜、この洪水で子どもを含む少なくとも１６人が死亡していることを明らかにしています。

ベシア氏は同日午前の記者会見で、救助隊がアクセス困難な地域に急いで向かっている状況であり、行方不明者の数は分かっていないと述べました。

また同日夜のＣＮＮの番組で、現地当局者からさらなる情報が入るにつれ、州の公式死者数は「倍増する可能性がある」と説明するとともに、インフラが損傷しているため、行方不明者や死者の数について信頼できる数字を入手するのは困難だと訴えました。

ベシア氏はこれに先立ち、「多くの家族が亡くなったことが今後判明するだろう」と語り、ケンタッキー州東部では頻繁に洪水が起きるが「これほどのものは見たことない」と述べています。

ケンタッキー州では８カ月足らず前にも、相次ぐ竜巻が発生し、少なくとも７４人が死亡しました。

特に大きな被害を受けた南西部メイフィールドの当局者は今回、東部で起きた洪水の対応を支援しています。

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