映画館運営世界2位シネワールド、米国で破産申請
9月 08, 2022 15:42 Asia/Tokyo
映画館運営で世界2位の英シネワールド・グループが、米連邦破産法11条の適用を申請しました。
ロイター通信が7日水曜、報じたところによりますと、シネワールド・グループは同日、米連邦破産法11条の適用を申請しており、これにより、債務再編を進めながら事業継続が可能となります。
破産法脱却は2023年第1・四半期を見込んでおり、同グループは破産法に基づく手続き中に取引先への債務を完済し、従業員給与も通常通り支払う計画だということです。
シネワールド・グループは新型コロナウイルス禍でかねてから債務が膨らみ、資金繰りが悪化していました。
これにともない、同グループの21年末時点の純債務は89億ドルにまで膨らんでいました。
8月下旬に、シネワールド・グループが破産申請を検討しているというニュースが報じられた直後、同社の株価は過去最安値に落ち込んでいます。
シネワールドは米国では「リーガル」という名前の映画館で知られ、米英など世界10カ国で映画館を運営し、従業員は約2万8000人です。