ボリビア大統領、「米は対麻薬戦争敗北の要因」
9月 21, 2022 20:12 Asia/Tokyo
ボリビアのアルセ大統領は、アメリカが世界における対麻薬戦争が失敗した主要因だと述べました。
最近公表された公式統計によると、ここ1年あまりで10万人以上のアメリカ人が麻薬使用の副作用で死亡しています。
アメリカ国内での麻薬使用はここ数年で急増しており、多くの衛生専門家が、もし政府が麻薬使用をコントロールできなければ、遠くない将来、米国や世界にとって深刻な問題になると警告しています。バイデン米大統領は最近、同国内での麻薬使用がある種の伝染病になっていると認めました。
こうした中、ボリビアのアルセ大統領は20日火曜の国連総会演説で、世界における対麻薬戦争は失敗し、アメリカにはその敗北の責任があるとしました。
アルセ氏は、対麻薬戦争の失敗についてアメリカが深い分析を行う必要があると強調した上で、米国政府はなぜ自国が世界における一大麻薬消費国になったのか明らかにすべきだと述べました。
また、麻薬密輸との闘いを国連総会で提案しました。
他にも、ベネズエラやキューバに対するアメリカによる一方的な制裁への反対を表明しました。
今月20日から始まった国連総会には各国の首脳が集まり、世界の様々な課題について話し合うことになっています。
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