11月 12, 2022 19:09 Asia/Tokyo

南米ベネズエラでアフリカ原産の巨大カタツムリが異常繁殖し、人への健康被害が懸念されています。

フランス通信が12日土曜、報じたところによりますと、問題となっているのは通常、サハラ砂漠以南に生息するカタツムリ・アフリカマイマイです。

このカタツムリの繁殖地が最初に発見されたのは11月初旬、ベネズエラ西部スリア州のマラカイボ湖畔でのことで、それ以降、周辺の農地や隣のタチラ州でも見つかっています。

スリア州の州都マラカイボのラファエル・ラミレス市長は、「何か所かでは1日当たり350〜400匹のカタツムリ」が捕獲されており、当局が対策に乗り出していると述べました。

アフリカマイマイは2週間ごとに最大600個の卵を生む繁殖力の強さに加え、寿命も平均6年と比較的長いことから、侵略的外来種とみなされています。

また農作物に被害を与えるだけでなく、人に髄膜炎や脳炎、腸炎を引き起こす寄生虫を媒介することもあります。

有識者の話では、特に今年は長雨の影響で繁殖に拍車が掛かっているということです。

 


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