ロシアが、EUによる石油価格上限設定に反応
(last modified Tue, 06 Dec 2022 11:47:04 GMT )
12月 06, 2022 20:47 Asia/Tokyo

ロシアのペスコフ大統領報道官が、EUによる石油制裁に対抗する、としました。

ロシア・タス通信によりますと、ペスコフ報道官は5日月曜、「我々はロシアの石油供給に対するEUの制裁や価格上限設定への対抗措置を準備中である」としています。

また、「明確なことは1つしかない。それは、我々がいずれの価格上限設定を承認しないことだ」と語りました。

また、「こうした決定後も何も変わらないだろう」とするアメリカの表明について、「必ず事態は変わるだろう。これは明白で否定できない事実である。これらの決定は、世界のエネルギー市場の不安定化に向けた歩みだ」と述べています。

ヨーロッパ諸国は去る11月30日、海路で輸入されるロシア産原油に関して、1バレル当たり60ドルという調整可能な価格上限を設定することに合意しました。

オーストラリアと先進7ヶ国(G7)も、EUと同様な決定を下しています。

対ロシア産石油制裁が実行されたことを受け、世界石油市場では6日火曜、原油価格が上昇し、北海ブレントは53セント値上がりして1バレル当たり83ドル21セント、そしてアメリカ産軽油も53セント高の77ドル46セントで取引されました。

 


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