左派ルラ大統領が就任 ブラジル

ブラジルで、左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領（77）が就任しました。

フランス通信が2日月曜、報じたところによりますと、首都ブラジリアで1日日曜、去年10月の大統領選で、ボルソナロ前大統領を破り当選した左派のルラ新大統領の就任式が行われました。

今回で通算3期目となるルラ大統領はこの式典で、貧困や環境問題に取り組み、右派ジャイル・ボルソナロ前政権下で分断された社会を「再建する」と宣言しました。

また議会での就任演説では、前政権下で経済が低迷、貧困が拡大し、医療・教育・科学分野への支出が削減されたと指摘し、「国民と共に国を再建する」と宣誓しました。

具体的には、貧困や人種・性差別問題への取り組み、前政権下で破壊が進んだアマゾン熱帯雨林の保全を公約した形となっています。

ルラ氏は、左派的･反帝国主義的思想を持っています。

一方、ボルソナロ前大統領は大統領選での敗北を認めておらず、就任式を欠席しました。

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