スコットランド首相が辞任表明

英スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相（52）が15日水曜、突然辞任を表明しました。

フランス通信によりますと、スタージョン首相はSNPスコットランド民族党が自身の後任となる新党首を選出するまでは、首相の座にとどまるとしています。

その一方で、同氏は記者会見で、辞任を決めたのは「足元で圧力にさらされていることへの反応ではない」と強調しました。

そして、「私は政治家であると同時に一人の人間でもある」とし、首相としての責務を果たすため全力を尽くしてきたが「それを続けるには誰であろうと限界がある」と語りました。

スタージョン氏は、２０１４年に女性として初の行政府首相に就任し、スコットランド独立の是非を問う住民投票の実施を党是とするＳＮＰ党首も務めています。

8年間にわたりスコットランド自治政府を率いてきたスタージョン氏は、地元で反対が根強いＥＵ離脱を英政府が強行したことによって、独立を求める声がスコットランドで高まったと主張し、2014年に続く住民投票の再実施を英政府に求めてきました。

しかしその一方、最近ではこの問題をめぐり批判されていました。

SNPは今後、後継を選ぶことになりますが、勢いを失いつつある独立運動の行方に影響が及ぶのは不可避と見られます。

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