2月 23, 2023 18:39 Asia/Tokyo
  • 中国の艦船建造能力には追い付けず
    中国の艦船建造能力には追い付けず

米海軍トップのカルロス・デル・トロ長官が米首都ワシントンで行った講演で、米海軍は艦隊の規模においても建造能力においても、中国海軍に大きく後れをとっているとの認識を示しました。

米海軍トップのカルロス・デル・トロ長官

 

CNNによりますと、デル・トロ長官は21日、首都ワシントンのナショナルプレスクラブで講演し、「中国は艦隊を大型化し、世界中に展開するようになった」と述べ、これに対抗して米軍の艦隊も増強・近代化する必要があると強調しました。

また、中国海軍は今後数年のうちに、艦船の配備数を現在の約340隻から最大で400隻に増やす可能性があると予想し、それに対して米艦船の配備数は300隻に満たないと指摘しました。

 

中国の艦船建造能力には追い付けず

 

昨年夏に公表された米海軍の計画によると、国防総省は2045年までに有人船350隻の配備を目標としていますが、それらがすべて実現しても予想される中国の配備数には届きません。

しかも、米議会予算局の昨年11月の報告によれば、この目標を達成する以前に、老朽化した艦船の引退により艦船数は減少すると見込まれています。

デル・トロ長官は今回の講演の中で、米海軍は造船能力も中国に後れをとっているとし、「中国には13の造船所があり、場合によっては中国の造船所の方が製造能力も高い。我が国の全造船所を合わせたよりも高い製造能力をもつ造船所もある」と述べました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ