トランプ氏、大統領在任中の贈答品を違法に私物化か

トランプ前米大統領とその家族が、大統領在任中に各国首脳から受け取った贈答品を違法に私物化していた疑いが出ています。

ロシア・スプートニク通信によりますと、これは米議会監視委員会の民主党議員らが指摘したものです。

それによると、トランプ氏とその家族は外国首脳から受け取った贈答品１００点以上について報告していないということです。その中には、日本の安倍晋三元首相から贈られたゴルフクラブや、サウジアラビアのムハンマド皇太子からもらった刀剣、エルサルバドル大統領から贈られた肖像画などが含まれているとされています。

米国の法律では、外国政府から贈られた一定金額以上の贈答品については報告した上で国家が保管するよう定められています。民主党側は、トランプ氏はそうした報告を怠り、最終的に私物化したと主張しています。

ちなみに、安倍元首相から贈られたゴルフクラブは４０００ドル（現在のレートで約５３万円相当）、サウジ皇太子からの刀剣は２本で９０００ドル（同１１９万円）相当の価値があるとされています。トランプ氏は、これら全て合わせて２５万ドル（同３３００万円）相当の贈答品について報告を怠ったと指摘されています。

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