米ケンタッキー州の銀行で、銃撃により4人死亡

米ケンタッキー州ルイビルの銀行で銃撃が発生し、4人が死亡、9人が負傷しました。

フランス通信によりますと、現地時間の10日月曜午前8時38分、ケンタッキー州ルイビル中心部にある地方銀行オールド・ナショナル・バンクの支店で銃撃があった、と警察に通報がありました。

警察は3分弱で現場に駆け付けたところ発砲を受けたため応戦し、容疑者を射殺しました。　

容疑者は元従業員の男で、今回の犯行の様子をインターネットでライブ配信していました。

負傷者のうち3人は重体となっており、うち1人は頭部に銃弾を受けた警察官で、さらにもう1人の警官が負傷しています。

容疑者の犯行動機については現時点では明らかになっていませんが、捜査関係者の話として、男が最近、解雇通達を受けていたと報じています。 

公式統計によりますと、米国内にはおよそ２億７０００万から３億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ１丁の武器を持っている計算になります。

全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。