スーダンでWFP職員が戦闘に巻き込まれ死亡、 国連総長が非難
4月 17, 2023 15:27 Asia/Tokyo
国連事務総長が、アフリカ北東部スーダンでWFP世界食糧計画の職員などが戦闘に巻き込まれ死亡したことを強く非難しました。
フランス通信によりますと、アントニオ・グテーレス国連事務総長は16日日曜、声明を発表し、スーダン北ダルフール州で正規軍と準軍事組織との戦闘に巻き込まれ、WFP職員3人を含む数十人の民間人が死傷したとし、強く非難しました。
また、ステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官は「加害者は速やかに裁きにかけられねばならない」と述べています。
ドゥジャリク氏はさらに、「グテーレス氏は戦闘の即時停止と『対話の再開』を改めて求めるとともに、危機打開に向け地元指導者や関係国との接触を続けている」としました。
外交筋によりますと、国連安保理は17日月曜、スーダン情勢への対応を協議する非公開の会合を行う予定です。
スーダンでは、今月15日から16日未明にかけて正規軍とRSF準軍事組織「即応支援部隊」が衝突し、少なくとも民間人56人が死亡しました。
また、隣国エジプトとチャドがスーダンとの国境を閉鎖するなど、情勢は緊迫化しています。
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