4月 25, 2023 17:45 Asia/Tokyo

アフリカ北東部スーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊RSF」が現地時間25日火曜午前0時(日本時間同7時)から72時間、停戦することで合意しました。

スーダンの医師協同組合の発表では、スーダンでは今月15日の衝突開始以降、これまでに少なくとも427人が死亡、1700人以上が負傷しています。

スーダンでは2021年のクーデターで政権を奪取した統治評議会議の議長、アブドルファタハ・ブルハン国軍最高司令官と、ムハンマド・ハムダン・ダガロRSF司令官との権力闘争が激化し、15日に首都ハルツームで衝突が始まりました。

カタール国営衛星通信アルジャジーラは、停戦の実施後、スーダン軍とRSFとの間の銃撃が停止されたと報じるとともに、「スーダン軍は、すべての敵対的行動の停止という、RSFの約束履行を条件に停戦に合意した」としています。

今月19日のイスラム教徒の断食明けの祝祭・イード・フェトルに因んで、同日18時からスーダン軍とRSF間の停戦が延長されていましたが、その後両者が再び衝突しました。

スーダンでは今回の衝突により、首都ハルツームの一部地域では、公共財産のほかにも水道や電力供給網が被害を受けました。

また、ハルツームの空港は戦闘で使用不能となっており、多くの外国人が小規模な滑走路を利用してジブチやヨルダンなどへ脱出しています。

なお、日本の報道各社によりますと、スーダン在留邦人ら45人が日本時間の25日未明までに自衛隊機でジブチに退避しました。

 


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