4月 29, 2023 18:35 Asia/Tokyo

ポルトガルで、大量のタバコの吸殻を積み上げ、プラスチック汚染に関する啓発運動が行われました。 

フランス通信によりますと、ポルトガルの首都リスボンのコメルシオ広場で今月23日、たばこの吸い殻約65万本を積み上げ、見過ごされがちなたばこのプラスチック汚染について訴える啓発運動が行われました。

これらの吸い殻は、ドイツ出身の環境運動家アンドレアス・ノエ氏(34)の呼び掛けで、参加者が1週間かけて集めたもので、プラスチック容器40個分にも及びます。

吸い殻に含まれる有害物質を吸い込まないよう防護マスクを装着したノエ氏は、「プラスチック汚染への意識を高めるために、プロジェクトに参加してもらった。吸い殻には実はプラスチックが含まれているが、多くの人が知らないからだ」と説明しました。

また、非生物分解性の吸い殻は、ごみの投げ捨てや海洋汚染、究極的には気候危機への取り組み方をどのように始めればいいのかを「分かりやすく示してくれるいい例だ」と語りました。

なお、参加者の一人は「吸い殻をごみ箱や携帯式の灰皿に捨てるよう呼び掛けることで、この問題を解決していきたい」とコメントしています。

 


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