4月 29, 2023 19:12 Asia/Tokyo
  • 米空母ジョージ・ワシントンが日本に再配備へ

日本の世論の反対にもかかわらず、米ニミッツ級原子力空母「ジョージ・ワシントン」が日本に復帰、再配備されます。

共同通信によりますと、在日米海軍は28日金曜、原子力空母「ロナルド・レーガン」に代わり、同型のニミッツ級空母「ジョージ・ワシントン」を2024年に米海軍横須賀基地に再配備すると発表しました。

ロナルド・レーガンと交代するのは、海軍艦艇の海外配備が10年までに制限されている米国国内法によるものです。

ジョージ・ワシントンは2008~15年までの期間に横須賀基地に配備されていましたが、これは米原子力空母が日本の港に常時配備された最初の事例となりました。

米海軍によりますと、2015年から同基地に駐留しているロナルド・レーガンは来年春に退役し、米ワシントンに移る見通しです。

近年、ロナルド・レーガンは、北朝鮮のミサイル実験および、地域における中国の軍事力増強によりインド太平洋地域で緊張が高まる中、日本の自衛隊や韓国軍との合同演習に参加していました。

横須賀市の上地克明市長は28日金曜、外務省の河辺賢裕北米局長から、今回の件について説明を受けました。

上地市長は、「大規模修繕工事を終えた空母が横須賀に配備されるのは初めて。米側には高い安全性を確保するよう、政府として求めてほしい」と述べました。

なお、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」共同代表の呉東正彦弁護士は「米海軍による原子力空母の横須賀母港の恒久化につながるものとして、強く抗議し、撤回を求める」とするコメントを発表しています。

 


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