米テキサス州のモールで銃乱射により死者8人、負傷者7人
米南部テキサス州アレン市内のモールで、銃乱射により8人が死亡したほか、7人が負傷しました。
CNNによりますと、アレン市の消防責任者は現地時間6日日曜夜、市内のアウトレットモールで同日午後に起きた銃乱射事件について、撃たれた8人と容疑者1人が死亡し、負傷者7人が病院で手当てを受けていると述べました。
また、同責任者が記者会見で語ったところによると、容疑者を含む7人は現場で、2人は搬送先の病院で、それぞれ死亡が確認されました。
さらに、負傷者のうち3人は重体で手術中、4人の容体は安定しており、病院の情報によると、負傷者には5歳の子どもが含まれているということです。
現場上空からの映像には、モールの外に少なくとも3人の遺体がシートをかけられ、横たわる様子が映っています。
アレン警察の責任者によると、別件でモールに出動していた警官が銃撃音を聞いて駆けつけ、容疑者を殺害しました。
CNNが入手した写真からは、モール内のレストラン前に容疑者らしき遺体が見える。防護服の胸に追加の弾倉が装備され、近くに半自動ライフル銃「AR15」が落ちているのが分かります。
銃暴力に関するデータを収集する非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によると、米国で今年発生した銃乱射事件は少なくとも199件目となります。
GVA、は犯人以外に4人以上が撃たれた事件を銃乱射と定義しています。
公式統計によりますと、米国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。
これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。
全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。
しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。