May 13, 2023 19:29 Asia/Tokyo
  • ローマ教皇
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ローマ教皇フランシスコは、イタリアで経済問題の影響により、子供を持つことが富裕層だけに可能となっている現状を認めました。

イタリアでは、2022年の出生数が初めて年間40万人以下になり、14年連続の低下を記録しました。

この問題に関して、ローマ教皇フランシスコは、ある会議の中で、イタリアでの出生率低下に関する統計は、未来への失望及び、若者たちが不安定の影響を受けていることを示すものだとしました。

また、これに関する主要な問題として、失業、住宅価格や家賃の高騰、賃金の伸び悩みなどが挙げられると語りました。

さらに、「女性にとって、ほぼ解決不可能な制限が存在し、育児と仕事の板ばさみになっている」とし、「育児費用が高いため、人々は人生の優先順位を見直している」と強調しました。

イタリアでの人口減少問題は大きな懸念事になっており、同国の経済相は今週、「もし、状況がこのまま継続すれば、国のGDPが18%減少する可能性がある」と警告しました。

 


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