ロ外務省、「我が国は日本の新制裁に対抗」

ロシア外務省が、日本の新たな対ロシア制裁をめぐり、ロシアの安全保障および経済に及ぼす影響を評価すると発表し、対抗措置を講じる考えを示しました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、同国の外務省は「東京はロシアに対する制限のリーダーに躍り出るという課題を自らに課したようだ。このような措置が実際に実行されるのを引き続き注視し、これが国家安全保障と経済に及ぼす可能性のある影響を評価する」と発表し、「日本政府のこのような不法行為」に対して対抗措置を講じる考えを示しました。

また、日本政府が所謂「核による脅し」に関してロシアを非難しようとしていることに注目し、ロシアは核兵器を使用する気がないが、ウクライナでの出来事に関連してロシアが核兵器を使うつもりだとみなすのは「冒涜的かつ不謹慎なつけ込み以外のなにものでもない」と指摘しました。

さらに、「この件に対する我われのアプローチに変更はない。日本に対し、すでに欧州に配備されている米国の核兵器に関しても同様の『懸念』を表明するよう求める」としました。

日本政府はこれに先立ち、追加の対ロシア制裁を発表し、17個人と78団体を対象にするとしていました。

SNS上では、多くのユーザーが制裁による日本への影響について懸念を表明しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。