ロシア、日本との非核化協力協定の停止を通告
11月 29, 2023 20:28 Asia/Tokyo
ロシア外務省は28日、日本と結んでいた非核化協力協定を停止すると通告しました。
協定停止に関しては、ロシアのミシュスチン首相が7日に関連する政令に署名していました。
ロシア・タス通信によりますと、同国外務省は声明の中で、「日本政府による反露政策」を理由として日本との間に結んでいた非核化協力協定の停止を通告したとしました。
ロシア外務省の声明では、日本による対露制裁やロシア近海での軍事演習によりロシアに脅威を与えているとして、「このような非友好国との協力関係の継続は不可能」としています。
同協定はロシア領内に残された旧ソ連の核兵器廃棄を目的として1993年10月13日に署名・発効し、来年5月31日まで有効とされていました。日本はロシア以外にもウクライナ。カザフスタン、ベラルーシとも同様の協定を結びました。
ロシアとの協定により、日本側の負担でロシア極東での退役原子力潜水艦の解体事業などが実施されましたが、昨年のウクライナ戦争以降、日露関係は悪化し、今回の協定破棄に至りました。