7月 03, 2023 16:19 Asia/Tokyo
  • CIA米中央情報局のバーンズ長官
    CIA米中央情報局のバーンズ長官

CIA米中央情報局のバーンズ長官は「わが国は中国から距離を置くのではなく、サプライチェーンを多様化すべきだ」と語りました。

ファールス通信の国際経済部がロシアのニュース局ロシアトゥデイの報道として伝えたところによりますと、ウィリアム・バーンズCIA長官は英国オックスフォードシャーにあるディッチリー財団での講演で「中国との関係悪化は米国にとって論理的ではない。なぜなら、両国は経済的に相互に大きく依存しているからである」と述べました。

バーンズ長官によれば、中国は世界で唯一、国際秩序の変化と自国の技術、軍事、外交、経済力の増大の両方を追求している国だということです。

バーンズ氏はまた、「米国政府は中国から距離を置くのではなく、サプライチェーンの多様化に注力すべきだ」と提言しました。

さらに、「現代の世界では、いずれの国も重要な鉱物や技術の分野で他国に支配されることを望んでいない」としました。

中国での技術開発の阻止を目的に米国が中国に対し経済制裁を課したことにより、両国の関係は近年、緊迫しています。

米国は過去数か月間に一部の電子製品の中国向け輸出を制限し、また同国の一部企業をブラックリストに掲載しました。

最近も、米国政府が電子部品の中国向け輸出規制の強化を検討していると報じられ、その理由として、アメリカがこれらの部品がAI人工知能技術の開発に使われるとみていることが指摘されています。

もっとも、中国側もこの米国の行動に対し、必要な対抗措置を講じると表明しました。

 


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