7月 09, 2023 20:53 Asia/Tokyo

フランスの活動家アッサ・トラオレ氏(Assa Traore)が、「我々は正義のため、そして警官の犯罪を不問にし免責することに反対し、行進を行っている。フランスは今日、民主主義国家であるとは言えない」と語りました。

フランス通信によりますと、人種差別主義に反対し警察の暴力に対峙するフランスの活動家、トラオレ氏は、警察の残虐な行為に抗議し、8日土曜に首都パリで開催された、2016年に警察の拘束をきっかけに死亡した弟のアダマ・トラオレ氏を追悼するデモで、「今日、我々の自由は無視されている」と述べました。

アフリカ・マリ出身の父親を持つトラオレ氏は、アダマ氏の死後、警察の暴力との闘争で著名な活動家の一人となり、8日土曜には、警察によるデモ禁止にもかかわらず、パリの共和国広場で行われたデモに参加しました。

この集会でトラオレ氏はさらに、極左政党「不屈のフランス」の多数の代表者らを前に、「最後の言葉を言うのは彼らではなく、我々である。今日、フランスは民主国家とは言えない。それは誤りである。国側は我々のこの行進を禁止したが、その理由は不当だ。彼らは警察隊員の数が十分でないなどと言い訳しているが、3日前からイル・ド・フランス地域圏にあるこの地域は、まさに今見ての通り、これほど多数の警察が出動している」としました。

 


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