9月 18, 2023 19:52 Asia/Tokyo
  • ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記
    ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記

ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記は、「NATOの際限なき拡大は、米国にNATO諸国を自らの傀儡とする場を与えた」と述べました。

ロシア・トゥデイによりますと、パトルシェフ書記は「多くの西側諸国は、世界的な覇権を得るために、軍事力や脅迫、威圧、一部の軍の民営化、カラー革命などに訴えている」と述べました。

パトルシェフ氏は、米国を筆頭とする西側の軍事陣営を「二面的」と呼んで批判し、「NATOは常に平和を訴えるが、米国の政策に反対する国には戦争をしかけるか、軍事的な脅しを行う」としました。

その上で、NATOは創設からの70年間で世界各地で200以上の紛争に参加してきたとし、「NATOの軍事力は、西側の世界的覇権の維持や各国に対する経済的搾取・政治的圧力のために利用されるが、そうした国はNATOにとって何ら脅威ではない」と述べました。

また、「西側はロシアを永続的な脅威とみなしている。なぜなら、植民地支配体制を崩す上で重要な役割を果たしたソ連を思い起こすからだ」と述べました。

ロシアは、NATOの拡大に再三抗議しており、自国の安全保障にとっての脅威とみなしています。

プーチン大統領は以前、ウクライナのNATO接近がウクライナ戦争の原因のひとつだとしていました。

 


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