10月 17, 2023 15:53 Asia/Tokyo

ベルギー警察が、同国首都ブリュッセルで発生したテロ銃撃でスウェーデン人2人が死亡、ほか1人が負傷したことを明らかにしました。

ベルギーでのテロ銃撃事件

 

ファールス通信によりますと、ブリュッセル中心部で現地時間の16日月曜夜、男が人々に向けて発砲しました。

ベルギー警察は、このテロ銃撃でスウェーデン人2名が死亡したほか、1人が負傷しており、また銃撃犯は逃走したとしています。

 

ベルギーでのテロ銃撃事件

 

ベルギーの報道各社は、事件の容疑者はチュニジア系の男アブドルサラーム・L(45)と名乗る男性は、彼がソーシャルメディアにテロ組織ISISから来たと自称する動画を投稿したと報じました。

ベルギー政府は緊急安全会議を開催し、テロの脅威の警戒レベルをブリュッセル市内では最高度のレベル4、ベルギー全土ではレベル3に引き上げました。

ベルギー・ムスリム評議会とベルギー・ムスリム協会は、16日月曜午後にブリュッセルで起きた残虐な襲撃事件を非難し、過激派への対抗を約束しました。

 

ベルギーでのテロ銃撃事件

 

ベルギー・ムスリム評議会は17日火曜朝、声明でこのテロ攻撃を非難し、「我々はこの残忍なイデオロギーとその破壊的影響に立ち向かう努力を倍増させる」と表明しました。

また、「今回の襲撃事件の犯人は、決してイスラム教徒の代表ではなく、イスラムが推進する平和、共存、人類の同胞愛の価値観に完全に反している」としています。

この銃撃事件が発生したのは、最近パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとシオニスト政権イスラエルとの衝突をめぐりヨーロッパの複数国で情勢不安が増大し、緊張が高まっている最中でのことです。 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

 

タグ