イラン国会・国家安保委「対米交渉は有害」/イスラエルの停戦合意違反でハマスが人質解放延期:国際ニュース
(last modified Tue, 11 Feb 2025 09:29:41 GMT )
2月 11, 2025 18:29 Asia/Tokyo
  • 人質解放延期に抗議するイスラエル市民
    人質解放延期に抗議するイスラエル市民

イラン大統領がトルクメニスタン大統領との電話会談で、「イランとして地域と世界の平和と友好関係を確立したいと考えている」と語りました。

【ParsToday国際】この記事では、イラン・トルクメニスタン両首脳の電話会談、 イスラエルの停戦合意違反でハマスが人質解放延期 、各国のメディアが伝えたイラン・イスラム革命46周年記念式典、イスラエル軍によるレバノン空爆、バングラデシュでハシナ前政権と関連のある人物の一斉検挙など、イランと世界のニュースをお伝えします。

 

イラン大統領「イランは世界の全ての地域における平和と友好を希望」

イランのペゼシュキヤーン大統領はトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領との電話会談で、「イランは 地域と世界の平和と友好関係を確立することを望んでおり、この点でトルクメニスタンや他の国々との協力を歓迎する」と述べました。

 

イスラエルの停戦合意違反でハマスが人質解放延期

カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」のアブ・オベイダ報道官は「イスラエル側がガザ地区の停戦合意の条件を遵守しなかったため、今月9日に釈放されるはずだったシオニスト捕虜数名の引き渡しが延期された」と発表しました。ハマスは過去3週間にわたり、ガザ北部への難民帰還の遅れや、難民を標的としたイスラエル軍による空爆や銃撃など、違反行為や停戦合意条項の遵守漏れを指摘してきました。

 

各国のメディアが伝えたイラン・イスラム革命46周年記念式典

AP通信、フランス通信、サウジのアルアラビーヤ、ロイター通信、ロシア・トゥデイ、イエメンのアル・マシーラTV、レバノンのアルメナール・チャンネルなど、世界各国のメディアが10日にイラン全土で行われたイスラム革命46周年記念式典の様子を大々的に報道しました。

 

イスラエル軍がレバノン南部を空爆

レバノン国営通信社によりますと、昨年11月にイスラエルとレバノンの間で停戦合意が成立したにもかかわらず、イスラエル側は米国の支援を受けてこの合意に違反し、レバノン各地への爆撃を続けています。イスラエル軍の戦闘機は、レバノン南部のルミーンとアッザの間の地域及び、アルジャブール丘陵地帯を爆撃しました。

 

バングラデシュでハシナ前政権と関連のある人物の一斉検挙

フランス通信によりますと、バングラデシュ警察は、同国で昨年起きた騒乱を受けてインドに逃亡したシェイク・ハシナ旧政権とつながりのある1300人以上の人物を逮捕しました。

 

キューバ外相、イランの油田に対する米国の行動を批判

キューバのボルノ・ロドリゲス外相は自身のXに、「我々はイランの石油産業に対する米国政府の一方的な強制措置を非難する。これらの行為は利己的かつ国際法に違反しており、混乱した地域の安定に影響を及ぼす」と投稿しました。

 

イスラエル警察、ハマスとの人質交換の完全実施を求める抗議者と衝突

イスラエルメディアによると、占領地テルアビブの市民らがデモを行い、停戦合意への違反を繰り返し人質解放に遅れをもたらしているネタニヤフ政権に抗議しました。デモは、出動した警察との衝突に発展しました。

 

大西洋を挟んだ亀裂の深まり:EU「トランプ氏の関税賦課は不当」

トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入に対する新たな関税賦課を決定したことを受けて、EUは「この措置は不当であり、実施されればEUの経済的利益を守るべく対抗措置をとる」と発表しました。

 

ネタニヤフ首相の搭乗機、逮捕の恐れからカナダ上空を迂回

イスラエルメディアは、ネタニヤフ首相がオランダ・ハーグの裁判所の判決を受けて逮捕される恐れがあることから、米国訪問の際の飛行ルートを変更し、カナダ領空を通過する航路を回避したと報じました。

 

チュニジアでイラン文化週間が開催

北アフリカ・チュニジアで、芸術ワークショップ、学術会議、映画上映、伝統音楽の演奏など、一連の多様なプログラムによる「イラン文化週間」のイベントが開催されています。このイベントは、イランの文化、芸術、思想をチュニジアの人々に紹介し、両国間の文化的関係を強化する機会となっています。

 

イラン国会国家安保委「対米交渉は有害」

イラン国会の国家安全保障・外交政策委員会は米国との交渉に関する声明を発表し、「米国政権との交渉はイランの国家利益に損害を与える以外に何の成果ももたらさない。アメリカとの交渉は禁止されているわけではないが、有害である」としました。

 

 


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