グアルディオラ:「ガザの映像を見ると全身が痛む」
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ヨーロッパのフットボール史において、異なる2カ国での主要タイトル3冠を成し遂げた史上初の監督、ペップ・グアルディオラ氏が、シオニスト政権イスラエルによるガザでの大量虐殺を非難しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
6月 11, 2025 14:27 Asia/Tokyo
  • イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーを指揮するペップ・グアルディオラ監督
    イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーを指揮するペップ・グアルディオラ監督

ヨーロッパのフットボール史において、異なる2カ国での主要タイトル3冠を成し遂げた史上初の監督、ペップ・グアルディオラ氏が、シオニスト政権イスラエルによるガザでの大量虐殺を非難しました。

マンチェスター・シティの名将ペップ・グアルディオラ監督は、英マンチェスター大学名誉学位授与式において、悲しみに満ちた声でガザ地区の人道上の大惨事について語っています。

世界のサッカー界の最大の有力者の一人として知られるグアルディオラ氏は、今回はサッカーの戦術ではなく、パレスチナの子どもたちの苦しみについて語るとともに、世界に向けてこの不公正に対して沈黙しないよう訴えました。

そして、「ガザの映像を見るにつけ全身に痛みを感じる。これはもはや政治やイデオロギーの問題ではなく、人類の問題だ」と述べています。

またガザ地区における民間人、特にパレスチナの子供たちの殺戮について「毎日起床して自分の子供たちを見ると、ガザの子供たちのことが思い浮かぶ。彼らは犠牲者だ。世界が沈黙を決め込んだら、明日は誰の番になるのだろうか?」と疑問を投げかけました。

グアルディオラ監督の言葉は単なる非難ではなく、眠っている良心を覚醒させる呼びかけでもあったと言えます。彼はさらに、「抑圧に直面して沈黙することは抑圧者への加担・幇助に等しく、そして世界中のあらゆる場所にいるすべての人がこの人道的悲劇を終結させるために可能な限りのことをする責任がある」と強調しました。

2023年10月7日、シオニストが牛耳るイスラエル政権は、パレスチナ・イスラム抵抗ハマス運動の壊滅および、シオニスト捕虜の帰還という2つの主要目標を掲げてガザ地区に対する戦争を開始しましたが、これらの目標は達成できず、やむなくハマスとの捕虜交換合意を締結しました。

2025年1月19日、ハマス・イスラエル間の合意に基づきガザで停戦が成立し、複数の捕虜が交換されました。しかし、イスラエル政権は停戦交渉の第2段階への参加を拒否し、去る3月18日朝に停戦条件に違反してガザ地区への軍事侵攻を再開しました。

ガザ地区のパレスチナ保健省によります、2023年10月7日以降のパレスチナ人殉教者数は5万4927人、負傷者数は12万6615人に達しています。

 

 


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