シオニスト評論家:「イスラエルは米の『攻撃犬』と化す」
(last modified Tue, 17 Jun 2025 19:00:50 GMT )
6月 18, 2025 04:00 Asia/Tokyo
  • イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の風刺画
    イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の風刺画

シオニスト評論家のナホム・バルネア(Nahum Barnea)氏が、対イラン戦争でシオニスト政権イスラエルが戦略的泥沼にはまりつつあると指摘し、「イスラエルはアメリカの『攻撃犬』と化した」と語りました。

【ParsToday西アジア】イスラエルの政治問題アナリスト、ナホム・バルネア氏は「ネタニヤフ・イスラエル首相にはガザ戦争および対イラン戦争から撤退する戦略がない」と述べています。

また、「トランプ米大統領は、イスラエルが米国を自らのパートナー、あるいは攻撃の責任者として扱わないという条件でイランへの攻撃を許可した。この攻撃の目的がイランを疲弊させ、交渉のテーブルに引き戻すことにあることは明らかだ。イスラエルはここで、攻撃用の犬のように利用されている」としました。

さらに、「ネタニヤフ首相はこの戦争の出口を見出せていない」と指摘し、「ネタニヤフ首相はイランの核爆弾の脅威を排除したと主張しているが、今のところその主張を裏付ける証拠はない。逆にイランは、この戦略的曖昧さを自らに有利に解決するためにこの戦争を利用するだろう」と語っています。

そして、「イランは一武装集団ではなく、殺害された司令官の後には別の人材が取って代わり、破壊されたインフラは修復されるだろう」と述べました。

バルネア氏は最後に「先制攻撃による戦争は常に興奮とともに始まるが、初期的な興奮が静まると戦争は継続し、多大な代償をもたらすことになる」と結びました。

 

 


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