ニュース|イラン国会議長「イスラエルの行動はナチスの犯罪を彷彿とさせる」/米国が中国に警告
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ガーリーバーフ・イラン国会議長が、国際法遵守に関する会議において「パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの行動は第2次世界大戦中の独ナチスの犯罪を彷彿とさせる」と語りました。
(last modified 2025-08-02T06:20:09+00:00 )
7月 30, 2025 16:12 Asia/Tokyo
  • ガーリーバーフ・イラン国会議長
    ガーリーバーフ・イラン国会議長

ガーリーバーフ・イラン国会議長が、国際法遵守に関する会議において「パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの行動は第2次世界大戦中の独ナチスの犯罪を彷彿とさせる」と語りました。

モハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ議長は29日火曜、スイス・ジュネーブで行われた第6回IPU世界議長会議の傍ら開催された、世界平和と安全確保のための国際法と国連憲章の遵守に関する会議でにおいて「ガザにおける犯罪は、単なる地域的危機ではなく世界全体への警鐘である」と述べています。

【ParsTodayイラン国際】ガーリーバーフ議長はまた「シオニストが牛耳るイスラエルは、沈着冷静かつ計画的に史上最も恐ろしい犯罪の悪夢から生まれたかのような犯罪を実行している政権だ」としました。

さらに「ガザにおけるイスラエルの行動はナチス・ドイツの犯罪を彷彿とさせる」とし、「イスラエルに立ち向かうことを少しでも遅らせることは、21世紀のナチスの犯罪への加担を意味する。もし21世紀版のナチスがガザで勝利すれば、この戦火は世界の他の地域にも波及するだろう」と付け加えています。

 

米、中国に警告

スコット・ベサント米財務長官は29日火曜、各国に公然と内政干渉する形で、スウェーデン首都ストックホルムで行われた米中貿易協議において中国当局に対し、「制裁対象となっているロシアとイランの原油の購入を継続した場合、最大100%の高関税が課される可能性がある」と警告しました。

 

イエメン、イスラエル占領地ベングリオン空港を攻撃

イエメン武装軍報道官のヤフヤー・サリーウ准将は29日火曜の声明で、パレスチナ国民への支援を目的に特別軍事作戦の一環として、イスラエル占領地ヤッファ地区のベングリオン空港を極超音速弾道ミサイル・パレスチナ2で攻撃したと発表しました。この声明によれば、作戦は完全に成功したということです。

 

ロシア安保会議副議長、米上院議員の発言に反応

ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は29日火曜、ロシアが協議の席に着くべき時期が到来しているとしたリンゼイ・グラハム米共和党上院議員の発言に反応し、「ウクライナ戦争の解決に向けてロシアがいつ交渉のテーブルに着くかの決定権は、ドナルド・トランプ米大統領はおろか他の誰にもない」と反論しました。

 

ギリシャ、イスラエル人観光客の国内海岸への立ち入りを禁止

ガザ地区住民の虐殺および、同地区への人道支援物資の搬入阻止を受け、ギリシャは自国内の島々へのイスラエル人観光客の立ち入りを禁止しており、この問題はイスラエル人観光客とギリシャ警察との衝突を引き起こしています。

 

国連特別報告者、イスラエルの犯罪に対する西側諸国の無力さと消極的な姿勢に抗議

パレスチナ占領地の人権問題を担当する国連特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏は「X」にメッセージを投稿し、「西側諸国の指導者らがイスラエルに対する国際法の執行において完全に無能であることは、まさに後世の語り草となる不作為だ。閣僚、首相、大統領らは何もせず、世論の視線を外させ、一部の閣僚に制裁を科すばかりだが、これは国際法の執行とは言えない」と書き込みました。

 

国連会議参加者、パレスチナ国家樹立の必要性で合意

米ニューヨークの国連本部で開催された、パレスチナ問題の平和的解決に向けた取り組みの推進を目指してのパレスチナ国際会議の最終声明草案によれば、参加者らは紛争と戦争の終結および、パレスチナ国家樹立の必要性について合意しました。

 

イランとロシアのメディア協力強化の必要性

ロシア・モスクワ駐在のカーゼム・ジャラーリー・イラン大使とロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は29日火曜に会談し、両国関係の破壊を狙ったメディアの悪意ある活動、フェイクニュースや破壊的なニュースの流布への対抗戦略について協議し、提言を行いました。

 

駐UAEイスラエル大使が倫理スキャンダルで辞任へ

イスラエルの第12チャンネルTVは29日、「元イスラエル首相府長官で現在はUAEアラブ首長国連邦駐在のイスラエル大使であるヨッシ・シェリー氏が倫理スキャンダルにより近日中に辞任し、イスラエル占領地に戻る」と報じました。

 

ロシア専門家:「欧州には対イラン制裁を再発動する権限なし」

ロシア国立人文大学現代東アフリカ学部のラナ・ラヴァンディ=ファダイ准教授は29日、あるインタビューで「国際法の観点から言えば、欧州トロイカ(英国、フランス、ドイツ)には、いわゆるスナップバック・メカニズムを用いて対イラン制裁を再発動する権限はない」と語りました。

 

UNRWA:「ガザへの物資投下はリスクが高く効果なし」

UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関のジュリエット・トゥーマ広報ディレクターは「空中からのガザへの物資投下は騒ぎを引き起こし大々的に宣伝されているが、実際にはほとんど効果がない」とし、「ガザへの空中投下は多大なリスクを孕むが、トラック輸送なら支援物資を届けることが可能だ」と述べました。

 


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