アメリカ・ミシガン州でイスラム教徒の服装の女性が警官に(動画)
イスラムの服装、ヘジャーブを着用した女性が、初めてアメリカ・ミシガン州の警官として、業務を始めました。
アメリカでは警官による暴力や差別行為が行われている中、あるレバノン系アメリカ人の女性警官は、初めてイスラム教徒のヘジャーブを着用した警官とされています。彼女は自分の町が人々にとってよりよい場所となってほしいとしています。
この女性警官、アマル・シャムートさんは、プレスTVのインタビューで、「ヘジャーブが特定の少数派のための特別な服装ではないことを示すよう努めており、ほかの少数派の少女たちも、このような服装で勤務が可能だ。私はこの仕事に就いたときから、自分の理想が実現するよう、人々を助け、彼女らに対して、このような仕事を奨励するよう、努めている」と語りました。
ミシガン州ディアボーンの警察署長も、「われわれも完全に社会に対するサービスを行っている。全ての市民は一般の治安維持活動に関与しており、平等だ。われわれはすべての人が警察や政府のサービスを利用できると確信を持てるよう努力している。時にはよりいっそうの努力が必要だ。2,3ヶ国語の翻訳が可能な通訳が一人必要となるだろう」と語っています。
この警察署長はさらに、「警察署は全て、人々にサービスを提供しなければならない。彼女はよい形でこれを行っていると考えている。彼女は自身の社会の、そしてわれわれの社会の代表者だ。私は彼女の活動が社会により大きな信頼を生みだすと考えている」としました。
ディアボーンの警察署は、イスラム教徒を考慮した政策を実施しており、その一部は犯罪に手を出して身柄を拘束された、へジャーブを守る女性に頭を覆うスカーフを提供すること、英語が話せない移民のための通訳の雇用などです。