ロシア外務省、「アフガンでの米の誤った行動が、ケシ栽培の増加の原因」
(last modified Sat, 05 Nov 2016 10:37:40 GMT )
11月 05, 2016 19:37 Asia/Tokyo
  • ロシア外務省、「アフガンでの米の誤った行動が、ケシ栽培の増加の原因」

ロシア外務省のザハロワ報道官が、「アフガニスタンでケシの栽培が増加している原因は、同国におけるアメリカの誤った行動にある」と語りました。

ザハロワ報道官は5日土曜、アフガニスタンでのアヘンの生産について国連が発表した最新情報に触れ、「アメリカが、アフガニスタンでケシの栽培の取り締まりを徹底させていないことから、同国での麻薬生産が懸念すべき規模で増大している」と述べています。

また、「アフガニスタンでのアヘン生産は、国際的な脅威である。それは、アヘン生産がテロの資金源となり、実際に過激派やテロ組織の資金面でのニーズの40%が、麻薬取引で確保されているからだ」としました。

さらに、「アフガニスタン政府が、多国籍軍や支援国からの支援により、ケシの栽培や麻薬密輸の取り締まり強化に必要な措置を講じるよう希望する」と語っています。

ロシアは、これまでに何度も、NATO・北大西洋条約機構とアメリカがアフガニスタンでの麻薬問題に注目していないとして非難しています。