世界の糖尿病患者数、4億2200万人
11月 14, 2016 18:39 Asia/Tokyo
国連のパン事務総長が、糖尿病の治療や管理の不足による危険な結果に対して警告しました。
テヘランの国連情報センターによりますと、パン事務総長は、11月14日の世界糖尿病デーに際してメッセージを寄せ、「現在、世界の糖尿病患者の数は、およそ4億2200万人であり、この35年の間に、発展途上国などの中・低所得国で、患者の数がほぼ2倍になっている」と強調しました。
また、視力の低下の主な原因は糖尿病にあるとし、「定期的に視力を測ることが重要であり、血中のブドウ糖の濃度や血圧をコントロールすることができれば、動脈硬化のリスクを減らすことができる」と語りました。
パン事務総長は、「糖尿病は寿命を縮め、きちんと管理できなければ、合併症による四肢切断などにつながる。また、経済的にも大きな負担を余儀なくされる」としました。
パン事務総長はこのメッセージで、世界の人々に対し、糖尿病に真剣に注目し、その予防と治療に努力するよう呼びかけました。