トランプ氏が、グアンタナモ刑務所の閉鎖に再度反対
1月 04, 2017 19:16 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ次期大統領が再度、グアンタナモ刑務所の閉鎖、あるいはその収監者の他国への移送に反対しました。
IRIB通信によりますと、トランプ氏は、選挙戦でも何度となく、「グアンタナモ刑務所は閉鎖されるどころか、更なる収監者で埋まるだろう」と強調していました。
アメリカ政府はアフガニスタンやイラクへの攻撃後、グアンタナモの秘密刑務所をキューバに建設し、2001年9月11日の同時多発テロの容疑者などを収監しています。
オバマ大統領は、大統領就任の当初、自らの在任中にグアンタナモを閉鎖するという公約を掲げていましたが、すぐに考えていたよりも複雑な問題であり、閉鎖できないことを認めました。
刑務所の人権問題の専門家は、「グアンタナモではアメリカ人が暴力的な取調べ方法を用いていることから、明らかな人権侵害が行われている」としています。
この刑務所には今も、一部の容疑者は容疑の内容や拘束期間も不明なまま収監されています。
アムネスティインターナショナルなど多くの人権擁護機関は、グアンタナモ特別法廷で審理されている事件は国際法の観点から信用性に欠ける、と強調しています。
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