蚊を媒体とした感染症がアジア22カ国の懸念
8月 23, 2017 20:01 Asia/Tokyo
アジア22カ国に住む20億人の人々にとって、保健衛生に関する最大の懸念の一つは、マラリア、デング熱、ジカ熱など、蚊を媒体とする感染症です。
イルナー通信がWHO世界保健機関の報告として伝えたところによりますと、現在、アジア19カ国の20億人以上が、マラリアに感染する危険に晒されており、2分に1人の子供が、マラリアで命を落としています。
気候の変動や自然の破壊により、多くの国が、蚊に刺されることでかかる感染症の危険に直面しています。
国際機関の報告では、アジア諸国による、こうした感染症への対策に、これまで大きな進展は見られないとされています。
太平洋地域のアジア諸国は、2030年までのマラリア制圧を目指しています。
中国は、大規模な計画により、1970年代初めに2400万人だったマラリア患者の数を、2014年には56人にまで減らしました。
また、デング熱の感染者の数が最も多いのはスリランカ、黄熱病は中国となっています。