ベネズエラ、「対米石油輸出停止の用意あり」
11月 29, 2017 20:34 Asia/Tokyo
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ベネズエラの石油生産
ベネズエラのマドゥロ大統領が、アメリカに対する石油輸出を停止する用意があることを明らかにしました。

フランス通信によりますと、マドゥロ大統領は28日火曜、国家警備隊のマヌエル・ケベド少将を国営石油会社PDVSAの新たな社長に任命する式典において、「アメリカが、ベネズエラ産原油の輸入を希望しなくなっても、問題はないだろう。それは、ベネズエラが今後、自国産の石油を全てアジアに輸出するからだ」と語っています。
ベネズエラは、アメリカとの緊張が高まっている中、日量およそ75万バレルの原油をアメリカに輸出しています。

アメリカは最近、自国の銀行や市民に対し、ベネズエラ政府との合意への調印や新たな債権の購入を禁止しています。
アメリカはここ数年、西側よりのベネズエラの反体制派を支持する中、同国の政府関係者や政府系機関に経済・金融制裁を科すとともに、彼らの資産凍結や渡航禁止などの措置を講じています。
ベネズエラは、2016年からアメリカの妨害行為を押し切る形で、自国の経済金融安定に努力しています。
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