中国、貿易戦争について再びアメリカに警告

中国の鍾山商務大臣が、「アメリカとの貿易戦争は世界経済に災難をもたらすだけだ」と警告しました。

アメリカのトランプ大統領は、今月8日、アメリカに輸出される鉄鋼に25％、アルミニウムに10％の関税を課す決定を下しました。

この決定は、今月23日から実施される予定です。

イルナー通信によりますと、鍾山商務相は11日日曜、全国人民代表大会の傍らで、アメリカによる輸入制限への中国の反対に触れ、「中国は貿易戦争を望んでいない」と語りました。

また、「貿易戦争に勝者はおらず、両国に災難をもたらすだけでなく、世界の成長を混乱させる」と強調しました。

アメリカの輸入制限に対する中国の批判が高まる中、中国の鉄鋼協会は最近、声明の中で、アメリカのトランプ大統領の行動は世界の鉄鋼産業を深刻な問題に直面させるとし、中国の関係者に対し、アメリカの農産品などに対して同様の措置を講じるよう求めました。

こうした中、日本はアメリカに対し、日本の鉄鋼・アルミニウム製品を対象外とするよう求めています。